古銭で歴史上の人物を読み解いていくとおもしろい!

マニア必見!古銭と歴史上の人物

古銭で学ぶ歴上の人物

古銭には肖像画の描かれている事がよくあります。例えば、古代ローマの硬貨にはローマ皇帝の肖像が刻まれていますし、古代のギリシャやマケドニアの硬貨にはアレクサンダー大王の肖像が刻まれているものが多く残されているものです。

日本の古銭でも、このように歴史上の人物が描かれた例が多くあります。日本のお金に歴史上の人物が描かれている例としては、お札が挙げられるでしょう。日本の古銭に肖像画の描かれた歴史上の人物として、知名度が高いのは聖徳太子でしょう。百円、千円、五千円、一萬円と多くの採用例があります。飛鳥時代を代表する偉人の1人であり、冠位十二階や十七条の憲法を定める等の功績を残しました。

冠位十二階は当人の出自や身分に関係なく、有能な人物なら出世できる、いわば良い意味での能力主義が実践された例と言えます。また、十七条の憲法は今もって日本社会や日本人の精神に影響を与えているとも言われ、今日の日本を方向づけた重要な法と言えるでしょう。また、日本の初代総理大臣である伊藤博文も挙げられます。以前の千円札に肖像画が描かれていた人物で、大河ドラマでも有名になった松下村塾の出身者の一人でもあります。岩倉具視使節団の一員として重要な役割を務め、維新後の日本で大日本帝国憲法の起草を行った中心人物の1人でした。その他に、意外な人物として楠木正成が挙げられるでしょう。

第二次世界大戦中と戦後の短い時期、不足した硬貨の代替として発行された五銭紙幣に描かれました。歴史上の分類でいう鎌倉末期から南北朝時代に活躍した武将の1人であり、戦前の日本では特に有名な英雄の1人でした。当時の日本は専横と腐敗の進んだ状況であり、後の後醍醐天皇は世の混乱を憂いて討幕を志します。

楠木正成はこの動きに応じて数々の戦いに身を投じた人物で、巧みな戦術で大軍を少数で打ち破る鮮烈な勝利を重ねました。後醍醐天皇の政治が武士達の離反を招いた後も、最後の最後まで忠義を尽くして戦い続けた人物として、敵味方を問わず尊敬を集めています。古銭には、それぞれの国の歴史を象徴する、歴史上の人物が描かれるものです。

描かれる人物は時代によって変わりますが、いずれも歴史に大きな足跡を残した偉人や、人々に尊敬される英雄が採用されています。国の歴史は書籍や映像で知る事ができるものです。しかし、それだけでは、歴史上の人物がその国でどのように思われているたかまではわかりません。しかし、古銭の肖像画として採用されているという事実があれば、その人物がその国の人々によく知られ、慕われていた人物であるとわかるものです。 ひょっとするとそうした歴史上の人物の功績が古銭買取の価格にも影響するのかもしれません。だとすれば、たくさんいる歴史上の高い功績をあげた人物たちのなかで、ひときわ際立った功績をのこした人がお金の登場人物として登場しているので、そのなかでもさらに価値がある古銭があるとすれば、その人は日本の歴史上もっとも偉大な人ともいえるのかもしれませんね。

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